2022年1月29日に開催された「第71期ALSOK杯王将戦7番勝負」の第3局は渡辺明王将と藤井聡太竜王の対局となりました。毎回注目が集まる棋士達のランチや3時のおやつタイムの内容ですが、今回は「与一和牛」が使われたメニューが振る舞われたということです。
この記事では、渡辺明王将と藤井聡太竜王が食べた与一和牛のメニューをはじめ、与一和牛についてや、対局が行われたホテル花月について、深く掘り下げて解説します。
与一和牛とは
今回ランチで振る舞われた与一和牛は、「銘牛の里」とも名高い栃木県の大田原市で肥育された黒毛和牛のうち、A5ランクの肉のみに与えられた商標です。その割合は出荷牛の中でも3割にもならないと言われ、希少な和牛であると言えます。
また、与一和牛は、トレサビリティ法及びポジティブリスト制度に準じ肥育されているだけでなく、放射性セシウム検査を行っていることから、安心安全が保証されており、お子様にも安心して食べさせることができます。
※トレサビリティ法とは
BSEのまん延防止措置を的確に実施するため、牛を個体識別番号によって一元管理を行うこと。また、生産から流通及び消費までの過程を明確にすることによって、消費者にまで個体識別番号が提供されることを促進することを言います。
※ポジティブリスト制度とは
食品中に残留する飼料添加物及び動物用医薬品等が、一定量を超過し残留する食品の販売等を原則的に禁止するという制度のことです。
大田原ブランド
大田原市には、「大田原ブランド」という特産品が存在します。この大田原ブランドとは、大田原市の自然豊かな環境において、生産及び加工製造される特に優れている特産品を認定し、情報発信を行うことで、大田原市の知名度向上を図り、産業の振興及び地域活性化に貢献することを目的としたブランドです。通称は「与一ブランド」とされています。
与一和牛をはじめとし、次に挙げるような特産品が大田原ブランド(与一ブランド)です。
- 与一和牛100%ハンバーグ
- 与一肉おやき
- さんたからあげ
- 大田原 前田牧場赤身牛
- 佐久山コロッケ
- 佐久山メンチ
- 佐久山モツ煮 など
渡辺王将が食べた「与一和牛カレー」
渡辺王将が食べた与一和牛カレーは、この対局のためにホテル花月が特別に用意したメニューで、通常は提供されていません。画像の通り、与一和牛がゴロゴロと贅沢に入っており、なんとその量は50gだそう。
ホテル自慢のルーと与一和牛の旨みが溶け込んだルーのお味は渡辺王将にしかわかりませんが、束の間の休憩で英気を養うことができたのではないでしょうか。
藤井竜王が食べた「与一和牛のステーキ重」
一方、食べたものがすぐに完売になるほどの人気ぶりの藤井竜王が食べたのは、こちらもホテル花月が特別に用意したメニューである与一和牛のステーキ重。このお重には、100gもの与一和牛が贅沢に使用されており、ボリューム満点のランチとなっています。さらにサラダとデザートも付いており、大満足の一品となっていますよ。
藤井竜王もランチにがっつりとステーキを食べたことで、体力を回復することができたのではないでしょうか。
第71期ALSOK杯王将戦7番勝負第3局が行われたホテル花月
今回の対局が行われたホテル花月は、栃木県大田原市黒羽に位置する那須山や那珂川を望むことができるホテルです。創業130年の歴史を誇り、風情ある客室では、ゆったりとした時を過ごすことができると評判です。
特筆すべきは、洋客室(コーナーズツィン)。こちらの部屋では、270度に渡る展望を堪能することができ、高い人気があります。
施設名 | ホテル花月 |
住所 | 栃木県大田原市黒羽向町2 |
電話番号 | 0287-54-1105 |
公式ホームページURL | https://www.kagetsu.jp/guide/ |
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まとめ
与一和牛を使用した特別メニューを渡辺明王将と藤井聡太竜王は大いに堪能したのではないでしょうか。現在、ホテル花月では、今回ご紹介したメニューを提供してはいないようですが、今後ホテルの看板メニューとして登場する日も遠くないかもしれませんね。
将棋ファンならば、対局の行われた施設は聖地となります。ホテル花月へ訪れた際には、与一和牛を堪能してみてはいかがでしょうか。