三重県と言えば全国的に松阪牛が有名ですが、地元以外では味わう機会が少ない幻の牛肉と呼ばれるブランド牛が三重県にはあります。それが「伊賀牛」です。地元では香りとコクがあり、とろけるような柔らかさで松阪牛に匹敵する味と評価されています。
しかしここ数年、高齢化により肥育農家の廃業も見られはじめ、伊賀ふるさと農業協同組合などでは、後継者育成や県外出荷と輸出の拡大を進めており、肥育農家7軒で輸出向けに、伊賀牛を出荷した実績を作ることができました。
今回はそんな伊賀牛を愛し、全国的な知名度が上げるために尽力する伊賀牛の生産者に焦点を当て、肥育のこだわりや環境などをご紹介していきます。
伊賀牛とは?
三重県の伊賀管内の肉牛生産農家が丹念に育て上げた、黒毛和種の処女牛にのみ与えられるブランドです。伊賀産肉牛生産振興協議会の会員により年間約2,400頭の牛が飼育されています。出荷頭数は年間約1,300頭で、その約8割が伊賀産肉牛生産振興協議会が認定する精肉店で販売されています。
伊賀牛の肉質
意図的に霜降り肉を目指すのではなく、自然で健康面を重視する飼育法で、飼育されているのが特徴で、ストレスを受けることなくのびのびと育った結果、霜降り牛にも劣らない甘みと旨味、とろける味わいと柔らかさが兼ね備わった極上の味わいをもった肉質です。
伊賀牛の味
芳醇な香りにコク、とろけるような味わいが特徴です。柔らかな肉とキレの良い脂からあふれる旨味があり、どんな料理にも合います。また霜降りの上品な甘さが際立ち、しっかりとした赤身と融合することにより、そのうまさが際立つと言われています。
伊賀牛の生産者をご紹介
ここからは伊賀牛の生産に尽力する生産者を紹介します。三重県の隠れたブランド牛を生産し続け、牧場ならではのこだわりと情熱を持った生産者ばかりです。
奥田ゴールドファーム株式会社
伊賀牛生産の第一人者として有名なのが奥田ゴールドファームです。親子3代続く歴史ある牧場で、もともとは酪農を行っていましたが、2代目の時に伊賀牛の将来性に大きな魅力を感じ、乳牛飼育から伊賀牛飼育への転換を図り現在は伊賀牛生産牧場として最大の約600頭の黒毛牛を飼育しています。
近畿地方や全国の共励会でも優秀な成績を収めており、高品質な伊賀牛を作り出すとして、奥田ゴールドファームで生産される伊賀牛は「奥田伊賀牛」と呼ばれ、県内にとどまらず県外や海外にも広く流通しています。
環境
繁殖牧場と肥育牧場の2つを持ち、どちらも自然に囲まれた静かな場所にあるため、牛たちにとっては最高の飼育環境にあります。牛舎は徹底した衛生管理で、常にきれいに保たれており、牛の寝床は1マスに2頭ずつ入れることで、ストレスがない生活をさせるようにしています。また敷き藁や土も常に乾燥したものと取り換えて、1日に3時間程度しか眠らないと言われる牛たちが、リラックスして睡眠をとれるような環境を整えています。
飼料
三重伊賀・飯南地区の契約農家で収穫された稲わらと厳選した飼料を季節に応じ自社ブレンドして与えています。一番のこだわりはおからをブレンドすること。おからを混ぜることで食欲の増進にもつながり、肉質も非常に良くなるということで、創業以来、牛に与える原料の中でも欠かせないものとなっています。
基本情報
生産牧場名 | 奥田ゴールドファーム |
住所 | 三重県名張市東町1682-5 |
電話番号 | 0595-55-2566 |
数田牧場
父から牧場経営を継ぎ、伊賀牛青年部会長にも就任しています。現在三重県伊賀市内で取り組まれている、伊賀牛の繁殖から肥育までを地域内で完結させる体制づくりで、伊賀牛地域内一貫肥育モデル事業の一役を担っているのが「数田牧場」です。2021年の8月には仔牛が誕生し、生まれも育ちも伊賀の素牛第一号となりました。今後も、その事業を継続し、繁殖から肥育までを一貫して行い、生まれも育ちも伊賀の純正伊賀牛の誕生を目標としています。
環境
まわりを森で囲まれた牧場で牛たちを育てています。特に繁殖牛舎を新しく新築し、仔牛の育成には気を付けており、体調管理はもちろん、毎日餌やりや衛生面も全て手作業で行い、ストレスがかからないように育てています。
飼料
稲わらやトウモロコシなどの穀類を混ぜた飼料を与えています。飲み水は、カルキ抜きしてミネラルを加えた水を与えています。
基本情報
生産牧場名 | 数田牧場 |
住所 | 三重県伊賀市甲野 |
電話番号 | 059-477-3330 |
重倉 政夫氏
伊賀牛共励会では毎年のように優秀な賞を獲得し、多くの伊賀牛を輩出してきた重倉政夫さんです。夫婦二人三脚でもう30年近く伊賀牛の生産に携わってきました。現在は約50頭の黒毛牛を飼育しており、今後は後継者の育成にも力を注いでいきたいということです。
環境
北には森があり、南は田園地帯に囲まれた場所に牧場があります。騒音もなく、牛たちにとっては過ごしやすい環境になっています。肥育頭数が少ない分、一頭一頭しっかり見てあげることができるので、体調管理をしっかりでき、また病気にならないように、衛生管理も徹底して行っています。
飼料
成長過程に合わせて9種類の飼料を混ぜて使用しています。トウモロコシや脱脂大豆、ビール粕などをブレンドした独自の肥料を与えています。
基本情報
生産牧場名 | 重倉 政夫 |
住所 | 三重県伊賀市 |
電話番号 | 不明 |
藤岡 久明氏
伊賀牛生産のベテランで、これまで多くの優秀な伊賀牛を生産し続けている藤岡 久明さんです。これまで共励会で最高位となる「栄誉賞」も獲得したことがあり、現在も共励会の受賞常連の生産者です。現在は65頭の黒毛牛を飼育しており、今後も活躍が期待される生産者さんです。
環境
牛舎のまわりは自家栽培を行っている田園が広がっており、静かな環境の中で牛たちは育っています。牛舎内は清潔に保つことを心がけ、天井には大きな扇風機を設置し、空気を循環させることで、牛舎内の温度を一定にするとともに、牛たちの部屋の敷き藁を乾燥させる働きも担っています。
飼料
稲わらやとうもろこし、大豆粕など全部で10種類の原料をブレンドし独自の飼料を与えています。成長ごとに3種類の飼料を用意しています。また飲み水は、井戸水を汲み上げミネラル豊富な水を常に与えています。
基本情報
生産牧場名 | 藤岡 久明 |
住所 | 三重県伊賀市 |
電話番号 | 不明 |
株式会社前沢畜産
長年にわたり伊賀牛の生産を行っている前沢畜産。現在は47頭の黒毛牛を一人で飼育しています。これまで共励会でも多くの賞を受賞してきました。今後は後継者の育成が大きな問題となっています。
環境
まわりは山に囲まれた静かな場所で伊賀牛の生産を行っています。牛にストレスがかからないよう心掛け、一頭一頭声掛けやブラッシングをするなど、リラックスできる環境を整えています。
飼料
稲わらやトウモロコシ、フスマやチモシー乾草など6種類をブレンドした、独自の飼料を与えています。また飲み水は、水道水をカルキ抜きし、ミネラルを加えたものを与えています。
基本情報
生産牧場名 | 伊勢牧場 |
住所 | 三重県伊賀市大野木343 |
電話番号 | 0598-85-7088 |
にしそわ牧場
今から13年前に養父の跡を継ぎ、会社員をやめて伊賀牛生産の道を選んだという、にしそわ牧場の上林さんです。多くの困難に直面しながらも、2021年の伊賀牛共励会では最高位となる名誉賞を受賞。伊賀牛生産の第一人者と呼ばれるまでになりました。現在は約150頭を肥育しています。
環境
深い山々に囲まれた場所に牧場があります。風通しの良い牛舎には新鮮な風が入り込み、澄んだ空気の中で牛たちは過ごすことができます。また日光も入り込みやすくなっているので、ストレスなくリラックスして生活することができます。
飼料
新鮮な稲わらを中心に、トウモロコシや大豆かす、米かすなどをブレンドし、独自の飼料を与えています。また飲み水は、ミネラル豊富な地下水を使用しており、いつでも新鮮な水を飲むことができます。
基本情報
生産牧場名 | にしそわ牧場 |
住所 | 三重県伊賀市石川341 |
電話番号 | 0595-44-1659 |
有限会社中林牧場
伊賀市で長年にわたり高品質な伊賀牛の生産に尽力するとともに、和牛子牛の産地である宮崎県児湯郡に30年前に支場を開設して繁殖経営も開始し、伊賀牛肥育を複合的に行う経営スタイルを確立し、両地域にまたがるリーダーとして活躍しています。また、和牛繁殖農場として 初の農場HACCP認証された牧場としても知られています。
現在は繁殖牛も含め約800頭の黒毛牛を飼育し、伊賀牛生産者として第一線を走り続けています。伊賀牛の生産と同時に「忍者和牛くノー」を生産し輸出に取り組んでいます。現在は現代表の正悦さんと3代目真一郎さんが中心となり、牧場経営を行っています。
環境
数年前に畜舎を新設し、作業の効率化を図るため堆肥処理の機械も導入しています。徹底した衛生管理で牛たちにストレスを与えないように心がけ、牛舎内はもちろん、牛たちのお部屋となるマス内やエサ入れ・水入れもキレイにしています。また牛舎内の室温を一定に保つため、天井に扇風機を設置し必要に応じて稼働させています。
飼料
新鮮な稲わらを中心に、トウモロコシや大豆かす、米かすなどをブレンドし、独自の飼料を与えています。また飲み水は、ミネラル豊富な地下水を使用しており、いつでも新鮮な水を飲むことができます。
基本情報
生産牧場名 | 中林牧場 |
住所 | 〒519-1421 三重県伊賀市山畑332-3 |
電話番号 | 0595-45-5659 |
藤岡 淳次氏
元市職員で、自身の定年退職後に父の淳さんから牧場を受け継いだという淳次さん。伊賀牛の生産歴としてはまだ3年程度です。しかしながら、お父様やまわりの協力もあり2020年には伊賀牛共励会で名誉賞を獲得するなど、高品質な伊賀牛を輩出するまでになりました。「今後もいい牛を作るために、牛の気持ちになって世話したい」と抱負を語っています。
現在は自宅がある阿山地区内の牛舎で55頭を飼育しています。
環境
牛が過ごしやすい環境を提供することを心がけ、牛たちの寝床には大鋸屑を敷き、夏は涼しく冬は暖かく過ごすことができ、牛のすべり止めともなっており、怪我をしないようにしています。また一頭一頭の体調管理を一日数回行い、体調が悪そうな牛をすぐに発見できるようにしています。
飼料
細かくカットした稲わらを中心に、トウモロコシやふすま、米かすや大豆かすなどをブレンドした独自に開発した飼料を、成長過程に合わせて配合を変え与えています。また飲み水は、近くを流れる木津川の伏流水を使用しており、ミネラル豊富な飲み水を飲ませています。
基本情報
生産牧場名 | 藤岡 淳次 |
住所 | 三重県伊賀市川合 |
電話番号 | 不明 |
森辻牧場
生産から販売までの6次産業に取り組んでいる森辻牧場です。現在は200頭程度の飼育を行っていますが、今後は400頭までその規模を拡大することを目標としています。生産された伊賀牛は高品質なものが多いとされ、直営店だけでなく県内県外のレストランや精肉店などでも販売されています。
環境
布引山脈からの清流や季節の寒暖の差など、伊賀盆地特有の豊かな自然環境のなかに牧場があります。ストレスなくのびのびと育てるのと同時に、衛生管理は徹底しており、牛たちがリラックスできる環境を整えています。
飼料
稲わらを中心とし、トウモロコシや米かす、大豆かすなどをブレンドした独自の飼料を与えています。また飲み水は、ミネラル豊富な地下水を使用しており、いつでも新鮮な水を飲むことができます。また飲み水は地下水を利用し、ミネラル豊富な飲み水を与えています。
基本情報
生産牧場名 | 森辻牧場 |
住所 | 三重県伊賀市上野車坂町821 |
電話番号 | 0595-21-0760 |
山崎 祥生氏
これまで多くの優秀な伊賀牛を輩出してきた山崎 祥生さん。伊賀南部農業協同組合肉牛部会長も務め、伊賀牛のブランド力向上にも尽力しています。現在は約50頭程度の伊賀牛を生産しており、今後も伊賀牛の知名度向上に尽力するとのことです。
環境
深い山々に囲まれた場所に牧場があります。風通しの良い牛舎には新鮮な風が入り込み、澄んだ空気の中で牛たちは過ごすことができます。また日光も入り込みやすくなっているので、ストレスなくリラックスして生活することができます。
飼料
牛が過ごしやすい環境を提供することを心がけ、牛たちの寝床には大鋸屑を敷き、夏は涼しく冬は暖かく過ごすことができ、牛のすべり止めともなっており、怪我をしないようにしています。また一頭一頭の体調管理を一日数回行い、体調が悪そうな牛をすぐに発見できるようにしています。
基本情報
生産牧場名 | 山崎 祥生 |
住所 | 三重県伊賀市 |
電話番号 | 不明 |
(株)福永牧場
年間約100頭の子牛を仕入れ、伊賀牛の生産に尽力している福永牧場。現在はお父様から息子さんへ牧場経営は委ねられています。餌を与える間隔や時間を計算し、独自の健康管理によっておいしい牛肉を提供し続けています。
環境
まわりは田んぼと山に囲まれ静かな環境で飼育をしています。牛にストレスをかけない事を一番に考え、一頭一頭の健康に注意を払い、生活環境を整えるよう努めています。牛舎内は清潔に保ち、適度ン位外に出し放牧することでリラックスさせるようにしています。
飼料
稲わらにトウモロコシやふすまなどをブレンドした、独自に開発した飼料を与えています。
基本情報
生産牧場名 | 福永牧場 |
住所 | 三重県伊賀市川西764 |
電話番号 | 不明 |
澤農場
「牛の肥育は牛との信頼関係が一番」と語っているのは、伊賀牛生産20年を迎える澤牧場を経営する澤さんです。これまで共励会でも多くの賞を受賞しており、伊賀牛生産のベテランです。丁寧なコミュニケーションで、1頭1頭との信頼関係を築いていくことを念頭に置き、愛情たっぷりの飼育によって、牛の健康を細やかに管理し、安全でおいしい肉を提供できるよう日々努力されています。
環境
清潔快適な牛舎を心がけ、牛の寝床はいつでも新鮮な藁を敷いているので、牛たちもリラックスして過ごすことができます。また体調管理を行うために、一頭一頭に声かけをし、体調を見極めるようにしています。
飼料
細かくカットした稲わらを中心に、トウモロコシやふすま、米かすや大豆かすなどをブレンドした独自に開発した飼料を、成長過程に合わせて配合を変え与えています。また飲み水は、近くを流れる日野川の伏流水を使用しており、ミネラル豊富な飲み水を飲ませています。
基本情報
生産牧場名 | 澤農場 |
住所 | 三重県伊賀市上友生1034 |
電話番号 | 不明 |
米井牧場
飼育から販売まで行っている米井牧場。自社農場を設立し自分たちで牛の飼育を始めたのが、つい数年前ということで、まだ慣れないことがたくさんあるということですが、一頭一頭の健康状態をよく見て管理を徹底しています。これまで培ってきたノウハウを生かし伝統を守って美味しい伊賀牛を提供出来るよう日々精進しています。
環境
なるべく牛にストレスを与えないよう常に心がけ、愛情をもって肥育している米井牧場。きれい好きな牛たちのために、牛のお部屋かこまめに藁を敷き替え、乾いた寝床で睡眠がとれるようにしています。また新築された牛舎は木の香りが充満し、牛たちにとってもリラックスして過ごせる環境が整っています。
飼料
牛の成長にあわせ細かくエサをかえ、独自に配合した資料を与えています。また飲み水も、近くを流れる湧水の清らかな水を飲ませているので、水からも多くの栄養素を取り込むことができます。
基本情報
生産牧場名 | 米井牧場 |
住所 | 三重県伊賀市波敷野 |
電話番号 | 0595-21-0638 |
花本畜産
約80頭の黒毛牛を飼育しており、近江牛の生産を始めて20年のキャリアを持った生産者さんです。共励会でも優秀な成績を収めるなど、品質の良い近江牛を生産しています。
環境
まわりを自然に囲まれた中に牧場があります。静かな環境で育てられており、牛たちにとっては絶好の飼育環境にあります。牛舎は清潔に保たれており、牛の寝床となるマスの中は、乾いた藁や土を定期的に入れ替えています。
飼料
飼料はオーソドックスな物が中心で、稲わらにトウモロコシやふすまなどを混ぜた物を与えていますが、配合に関しては全て企業秘密となっています。また飲み水は、ミネラルを多く含んだ地下水を使用しています。
基本情報
生産牧場名 | 花本畜産 |
住所 | 〒518-0021 三重県伊賀市諏訪323 |
電話番号 | 0595-24-5317 |
田中畜産
飼育から販売までを一貫して行っている田中畜産。これまで多くの優秀な伊賀牛を輩出し、自身の直営店のみならず、他県にも出荷しています。現在は自社牧場に約200頭の黒毛牛を肥育しており、年間100頭前後の伊賀牛を出荷しています。
環境
森と山に囲まれた静かな場所に牧場があり、牛たちにとっては過ごしやすい環境で生活することができます。牛舎は木造の作りで、木の香りが感じられる清潔感のある牛舎になっています。特に牛の寝床となるマスの中は、清潔に保つようにしています。
飼料
地元産の新鮮な稲わらを中心に、トウモロコシやふすま、大豆かすなどをブレンドした独自の飼料を与えています。また飲み水は地下水を井戸にため込んで、井戸から汲み上げたものを使用しているので、常に新鮮でミネラル豊かな水を飲めることができます。
基本情報
生産牧場名 | 田中畜産 |
住所 | 〒518-1326 三重県伊賀市槙山 |
電話番号 | 0595-42-1458 |
まとめ
伊賀牛の生産者をご紹介してきました。現在日本の畜産業は後継者問題が取り沙汰されています。それは伊賀牛を生産する伊賀市も同じです。近年は後継者不足により生産者の数が減少傾向にあり、若い生産者の育成が急務とされています。
一時期は4,000頭以上飼育されていた伊賀牛も、現在は半分程度になってしまっています。数年前から伊賀畜産協会を中心に問題解決に動いており、今後伊賀の地に若い生産者が育ち、幻のブランド牛と言われる伊賀牛が全国で気軽に楽しめる日が来るのを願うばかりですね。