【山形牛×アマイ牧場 完全ガイド】山形牛生産者の肥育のこだわりや飼料など徹底解説

創業94年を誇る歴史の長い山形アマイ牧場・株式会社アマイですが、創業時の事業はというと牧場経営が始まりではありませんでした。いろいろな過程を経て誕生したアマイ牧場についてご覧ください。

【アマイ牧場】について

昭和３年に東京神田錦町に「天井商店」を創業。創業当時は山形牛とは全く異なる業種である建築営業を行っていました。その後昭和２９年に業界初のアメリカから牛肉輸入を開始し、事業の拡大を行い、食肉の総合商社として大きく成長していきます。

《実績》

・昭和３９年：東京オリンピック選手村食堂への食肉の納入

・昭和４２年：ユニバーシアード東京大会選手村食堂へ食肉の納入

平成３年にアマイ牧場を開業してからは業界では数少ない、肥育から小売までトータルで管理する会社になりました。

■卸売事業部

卸売事業部は和牛、豚、輸入食肉と各担当が厳選して商品を仕入れする部署です。

仕入れた商品は食肉加工センターへ搬入された後、お客様の要望に応じたカット・加工が施されます。

工場内は食肉を扱うため、通年摂氏15℃以下の温度管理が徹底されており安全性に配慮しています。

近年顧客ニーズは多様化しており、カット・加工方法はさまざまです。そのニーズに応える為、日々研究を重ねより良い商品を生み出しているのです。

■H・R事業部

HR（ホテル・レストラン）の略で、首都圏を中心とした全国６００軒以上のホテルやレストランへ食肉を提供。さまざまなニーズに応えれるように常時2000アイテムを超える食肉製品を取り扱っています。食肉は注文が入ってからカットを行い、ホテルやレストランへ送られます。

■小売事業部

原点でもある小売業。「高級和牛の店」として知られていますが、市場の変化に即応出来るように常にアンテナを立てて事業を行っています。小売店は小岩、市川、本八幡、川崎の４箇所にあります。

■貿易事業部

牛肉の輸入はもちろんですが、日本国内でまだ知られていない食材の開拓も行っています。国内のニーズをキャッチし、独自のネットワークで世界中の食肉を探しています。

【アマイ牧場】で育てている和牛

地元農協、山形市の協力のもとで高品質な牛肉になるよう肥育を行っています。

仔牛を岩手県から導入している為、完全一貫性ではありませんが、開業4年目には早くも県主催の共進会で優秀賞を獲得するまでになりました。

共進会とは・・・

全国の優秀な和牛を一堂に集めて、改良の成果やその優秀性を競う大会です。この大会で優秀な成績を収めることは、和牛のブランド力向上につながります。

山形牛肥育のこだわり

平成20年牛舎の増築により、現在200頭余りの牛を肥育中。肉質等級4から5の高級肉を市場に提供しています。

環境

山形の気候は四季がはっきりしています。昼夜の寒暖差が大きいため、その環境の中で育てることにより肉質がきめ細かく、上品で美しい霜降りになります。

飼料

200頭余りの牛を肥育しておりますが、一度に餌を出すことはしません。

牛一頭一頭にクセや好みがあります。場長さんはクセや好みを覚え、餌のやり方を変えています。

肥育期間

一般的に生まれてから出荷までの期間は25ヵ月程度ですが、山形牛は30ヵ月もかけています。山形県内陸部の寒暖差の激しい環境が牛達の発育を遅くさせることで、きめ細かなサシ、とろけるようなやわらかさ、そして濃厚な味わいの赤みを持つすばらしい肉質になるのです。

【アマイ牧場】基本情報

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山形牛の育ち方や美味しさの秘密を知った今だからこそ、実際に味わってみたいと思いませんか？今回はこちらも創業から歴史の長いお店をご紹介したいと思います。

中島商店

中島商店は創業1898年の老舗店です。創業当時より「山形牛の美味しさを伝える」をモットーに安心安全を追及しながら現在まで続いているお店です。

山形牛を1番美味しく食べれるしゃぶしゃぶ、焼肉、ステーキ用にそれぞれ分けられているので食べ方に合わせて購入することができます。販売しているお肉はA4-5ランクと等級が高いので味は間違いないです。

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ここでは山形牛が食べられるお店のご紹介をします。広い店内は解放感があり、ランチから宴会まで用途に応じて楽しむことのできるお店です。

喰処　金澤屋

金澤屋は飲食、店頭販売、取り寄せが可能なお店です。

【飲食】

お店の1、2階共に広い和室となっており、最大20名まで利用が可能です。すき焼き、しゃぶしゃぶ、ステーキとメニューが豊富でステーキはヒレ、ヒレの最上部位、ロースと選べます。ランチはステーキ丼が人気メニューで、山形牛をお手頃に堪能することができます。

※限定20食ですので一度お店に連絡をしてみるのがいいでしょう。

【取り寄せ】

ステーキ、しゃぶしゃぶ、霜降り漬けから選べます（味噌漬けと粕漬けの２種類から選べます）

お肉はグラム売りをしていますので、お好きな量の購入が可能です。

店名：喰処金澤屋（店頭販売のお店は金澤屋牛肉店になります。）

住所：山形県山形市七日町３丁目4−16

電話番号：023-631-2106

まとめ

創業当初は食肉の輸入から始まり、加工や牧場経営と幅広く事業拡大をしてきました。牛と向き合い長い歴史を歩んできたアマイ牧場は今後も美味しいお肉を安心して提供できる肥育を目指していくことでしょう。