鳥取県内で丹精を込めて肥育されている「鳥取和牛」。鳥取の澄んできれいな空気をはじめミネラルを豊富に含む伏流水に育まれた、安心かつ安全、上等な肉質には定評があります。
この記事は鳥取和牛の生産を30年以上行っている「鳥飼畜産」について、肥育のこだわりや飼料などを徹底解説します。
【鳥飼畜産】について
「鳥飼畜産」は、倉吉鳥市関金町に2棟の大型牛舎、自宅前に小型牛舎を2棟構えています。また、220頭の鳥取和牛(鳥取県産牛黒毛和種)を飼育しています。
鳥取和牛全体の約20%だけしか認定されないブランド牛「鳥取和牛オレイン55」の認定率は50%以上と非常に高く、その高い畜産技術が評価されています。これは、他の畜産農家さんではあまり見ることがない割合です。
【鳥飼畜産】で育てている鳥取和牛
「鳥飼畜産」のA4・A5ランクの出荷する割合は、全体の約93%と高くなっており、脂の質が良く、口どけがよい、食べても胃がもたれることがない牛肉づくりを目標としています。
肉質の向上はもちろん、それ以上に力を入れてきたのが脂質を改善することです。繁殖と肥育どちらも行う一貫生産体制だからこそ、脂質のよい血統を選ぶことができ、また肥育牛に与えるえさについても脂の質を高める配合にしています。その証として、令和2年度鳥取県畜産共進会では「脂肪の質賞」を受賞しています。
鳥取和牛肥育のこだわり
「鳥飼畜産」は、鳥取和牛の肥育に並々ならぬこだわりがありますので簡単にご紹介していきます。
環境
牛はストレスに弱いため、気候や飼育する人間、えさや牛舎環境の変化が少ない一貫生産をすることで、ストレスにさらされない環境を整えています。それに加えて、隣の牛舎にいる母牛の声を聞きながら肥育するため、産まれてからず成長していく中で、リラックスした状態を保つことができます。
飼料
餌は企業秘密でありますが、脂をあっさりとさせ、「オレイン酸」を高める工夫を施しています。さらに水は、大山の伏流水を飲んでおり、良い肉質をつくるためには、えさだけでなく、こうした細かい配慮も大きく影響してくるのです。
肥育期間
子牛たちは、生後8〜10か月頃まで繁殖牛舎で母牛と一緒に育てられ、その後、肥育牛舎に移動し、生後28〜30か月頃になると出荷されます。
【鳥飼畜産】基本情報
生産牧場名 | 鳥飼畜産 |
住所 | 〒682-0402倉吉市関金町大鳥居1133-27 |
電話番号 | 0858-45-3008 |
取り扱い品種 | 鳥取和牛 |
受賞歴 | 令和2年度鳥取県畜産共進会「脂肪の質賞」 |
直営店 | あかまる牛肉店 |
公式ホームページURL | 不明 |
公式Instagram URL | 不明 |
公式Twitter URL | 不明 |
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まとめ
鳥取和牛の生産者である「鳥飼畜産」について、肥育のこだわりや飼料などを徹底解説しました。
「鳥飼畜産」では、飼料だけでなく、水に至るまで細やかなこだわりがあることがわかりました。最も重要視している脂質の改善をするため、ストレスを限りなく0にする一貫生産にこだわることで、最高の鳥取和牛である「鳥取和牛オレイン55」を数多く輩出しているということにも納得です。
また、すべての牛がそこで育っているため、何を食べているのか、どういう風に育っているのか、すべてわかることができるので、自信を持って安心安全と言える美味しいお肉です。
ストレスのない最高の環境で育て上げられた、上質の鳥取和牛を堪能してみてはいかがでしょうか。