【山形牛×ドリームファーム】完全ガイド|山形牛生産者の肥育のこだわりや飼料など徹底解説

山形牛を中心に肉牛の卸売・加工、肥育農場そして焼肉屋経営まで一貫して事業を展開している山形ミートランド。

今後海外への加工商品の販売・焼肉屋の経営を目標としている注目の企業について今回はご紹介します。

【ドリームファーム】について

1996年に「山形の牛の美味しさを広めたい、伝えたい」という思いのもと創業しました。

山形牛の買付はもちろんですが、首都圏の有名な焼肉店や百貨店へ届ける卸事業を開始しました。

その後山形牛専門の焼肉店「焼肉名匠　山牛」の出店やもち米肥育の山形牛を肥育するなど「ドリームファーム」を設立し、幅広く事業領域を広げています。

日本で第一号「生食加工認定工場」の快挙

2011年に食中毒の死亡事故が起こったことにより、厚生労働省が生肉の取り扱いに関して厳しい基準を作りました。とても厳しい内容であったため、どの会社も基準に到達せず販売ができない状況に陥ります。

そんな中、山形ミートランドではもう一度生肉を提供することを目指し、社員2名によって研究と開発が行われました。

「山形牛のユッケを世に送り出す」と決めて1からの挑戦が始まりました。

開発が進むにつれて、全社を巻き込む大きなプロジェクトとなり、ようやく生肉加工認定工場として許可を取得することができました。

現在では国内に5つの認定工場がありますが、第一号として快挙を達成したのが山形ミートランドだったのです。

そして衛生管理の基準となっているHACCPをいち早く導入し、品質や材料など加工工程全ての安全性が評価される有機JAS認定も受けています。

有機JAS認定とは・・

農林水産大臣が定めた品質基準や表示基準に合格した農林物資の製品につけられる認定マークです。

肥料や農薬に化学処理を行っていない天然物質に由来するもののみを使用する、など厳密な定義づけをされています。

【ドリームファーム】で育てている和牛

山形にある2大ブランド「山形牛」「米沢牛」のように名前で呼ばれ、購入してもらえるブランド牛を目標に日々管理して牛を肥育しています。

特にこだわっているのが「牛の形」で形が良い牛は肉質も脂の質も良くなるのです。

理想の形は肩からお尻までまんべんなくお肉のついた寸胴のような牛です。

山形牛肥育のこだわり

他の牧場と違い一人が管理する牛の数が少ない為、一頭ずつ細かいところまで様子を見て肥育ができます。牛の体調など気がついた点は仲間と情報共有をしているのです。

環境

とにかく牛が安心して、気持ちよく過ごせるよう最新の注意を払って肥育をしています。

牛舎は常に清潔を保たせ、ブラッシングで牛のストレスを和らげ、いじめられている牛がいる場合は社員が面倒をみているのです。

飼料

美味しいお肉の旨味成分「オレイン酸」が増えるようにもち米を配合した餌と、出羽三山の一つ月山などの伏流水である地下水を与えています。

牛の体は日々の食事で作られるため、体調や様子を毎日観察して餌の配合や量を変えて与えているのです。

肥育期間

ブランド肉により日数は変わりますが、黒毛和種肥育は約２０ヵ月程度と言われています。

ドリームファームでは子牛から仕入れて３０ヵ月以上しっかり育てた雌牛だけを出荷します。

【ドリームファーム】基本情報

山形牛通販サイト関連記事

美味しい山形牛をぜひ味わっていただきたい。

通販から山形牛の購入が可能ですので下記をご覧ください！

さがえ精肉

米沢牛・山形牛を専門で扱っているお店です。

業界３０年の目利き職人により買い付けられており、その時に一番美味しいお肉を食べることができます。

現在はホームページの通販という形のみで販売をしています。

オススメの商品は山形牛のサーロインステーキです。絹のように細かいサシがとろけて、一口食べると閉じ込められた甘い肉汁が口の中で広がります。

山形牛飲食店 関連記事

山形ミートランドは直営で焼き肉屋も経営しています。

お店の名物「特選盛り」や「山形牛の握り」は絶品です。

山形牛をこれでもかというほど堪能できます。

焼肉名匠　山牛

山形の地産地消を目指し、美味しいお肉はもちろんの事、全てにおいてこだわりを持って負います。

直営店で一頭買付のため、希少部位も低コストで堪能できるお店です。

特に様々な部位が一度で楽しめる山牛名物「特選山牛桶盛り」は人気メニューです。

山形市、寒河江市に店舗を構えていますのでお近くのお店へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

店名：焼肉名匠山牛

【山形店】

住所：山形県山形市旅篭町1-8-15

電話番号：023-666-6129

【寒河江店】

住所：山形県寒河江市本町3-9-2

電話番号：0237-85-1123

まとめ

いかがでしたか。

「たった1枚のお肉」に過ぎないかもしれませんが、そのお肉が出来るまで生産者は日々努力と工夫をしています。

今後は和牛の美味しさを世界で知ってもらうために、海外への卸売り、そして焼肉店の出典も視野に入れています。

今後の展開が楽しみです。