最近、日本のブランド牛の中で注目を浴びているのが鳥取和牛です。あまり知られていないブランド牛ですが、和牛の飼育において、長い歴史を持つ鳥取県で生まれた鳥取和牛は、隠れた最高級ブランドと言われており、その品質は日本最高との呼び声も高いです。
そんな鳥取県から今注目を集めている商品があるのをご存じでしょうか。それが鳥取和牛を使用したコンビーフです。品質の良い鳥取和牛で作られたコンビーフは、通常のコンビーフよりも味わいがしっかりしていて美味しいと評判です。
今回は鳥取和牛コンビーフをピックアップし、特徴や購入方法などについてご紹介していきます。
鳥取和牛は肉質日本一!
2017年に宮城県で開催された「全国和牛能力共進会」。この大会で鳥取県から出場した一頭の和牛が快挙を成し遂げます。全国の有名ブランド牛がひしめく中、鳥取県の代表牛「白鵬85の3」が初めて日本一に輝いたのです。
「全国和牛能力共進会」は、5年に1度行われる大会で、和牛界のオリンピックと言われており、日本中から選りすぐりの和牛が一同に介し、厳正な審査が行われ、その年の和牛NO1を決める大会です。
11回目となったこの大会には、全国から過去最多の肉牛183頭と種牛330頭、合計513頭が出品され、鳥取県からは、肉牛8頭と種牛18頭が出品されました。鳥取和牛が日本一を獲得したのは、「花の7区」と呼ばれる肉質を審査する部門で、大会でも一番注目を集める部門でした。
鳥取和牛が肉質で日本一となった第7区とは?
お正月の恒例スポーツに箱根駅伝があります。箱根の2区を走る走者は「花の2区」と呼ばれますよね。花の2区とは10区ある走路の中で一番長く地形も厳しい事から、出場校のエースが走り、そのエース見たさに観客が大勢集まり、一番の声援が送られる注目区ということでその名がつけられました。
「全国和牛能力共進会事」の花の7区も理由は同じで、大会で最も注目される区という事でその名が付きました。自慢の種雄牛から生まれた肉牛と種牛を出品し、各都道府県の改良成果が評価される部門です。鳥取県から出品した「白鵬85の3」を父とする鳥取和牛が、この部門で全国1位を獲得したのです。鳥取県民の努力が見事に結実した瞬間でした。
話題沸騰!鳥取和牛のコンビーフ
コンビーフというと「調理法がよく分からない」「独特の臭いがあるから苦手」などの悩みを、感じる方もいるのではないでしょうか。この鳥取和牛コンビーフは、そんなコンビーフの概念を見事に覆してくれる一品です。
A5ランクの最高品質の鳥取和牛を使用し、旨みが凝縮されたコンビーフは、後味がサッパリとした上質な脂が特徴です。鳥取和牛の旨味を惜しげもなく詰め込んでおり、ステーキやすき焼きなどとは全く違う、一味違った美味しさを体験できる商品です。
また、一風変わった贈り物としてもおすすめです。概念を覆す、極レア感は、まさに感動すること間違いなしです
鳥取和牛コンビーフの特徴
鳥取和牛のコンビーフは、今までのコンビーフの概念が変わるほどの極上の旨みと、口の中に広がる甘みを堪能できるのが特徴です。鳥取和牛のA5ランクのお肉を使って作られた特別なコンビーフです。さらに脂の質にもこだわっており、オレイン酸が55%以上も含まれている「オレイン55」という希少な和牛を使用しています。
オレイン酸とは、オリーブオイルや椿油など植物性油に多く含まれる含有物質の一つで、悪玉コレステロールを抑える働きをすると言われています。
オレイン55は脂の融点が低く、上品で脂の質も軽いのが特徴です。そのため香りや味も一般的なコンビーフよりもクセが全く無く、誰でも口にできる仕上がりになっており、牛肉本来の美味しさや、赤身の美味しさをしっかり堪能することができます。
コンビーフとは、馬肉や海外の牛肉で作られるものがほとんどで、缶詰にされているものが一般的です。しかし鳥取和牛コンビーフは、ミルクビンをイメージしたようなコロンとしたガラス容器にコンビーフがぎっしりと詰められた、珍しい国産黒毛和牛のコンビーフです。
余計な味付けは一切しない!
鳥取和牛コンビーフは、余計な味付けを一切していません。鳥取和牛の本来の旨みを味わってもらうため、添加物を一切使用せず、100%鳥取和牛を使用し、お肉そのものの味を味わってもらえる商品です。
- 上質な鳥取和牛の脂身がさっぱりしていて軽い
- 旨みと牛肉の香りを生かした味付け
- 卵の黄身を加えることでコクが広がる
この3つの特徴も持ち合わせたコンビーフで、一口食べるだけで、舌の上にサラッとした軽やかな脂と、それとは裏腹に口いっぱいに甘みと旨味が広がることでしょう。
一切妥協しない品質管理
あかまる牛肉店では、徹底した品質管理を行っています。生産から販売まで一貫して行う一貫生産により、新鮮で品質の良いものしか商品の素材には使用していません。
また、商品化されるまでの間に行う加工段階においても、プロの衛生管理者立ち合いの元行われる厳しい衛生管理の審査をしっかりクリアした段階で行っています。
商品を購入し口にしていただくお客様一人一人を笑顔にする牛肉、製品作りを目指しており、その品質の良さ新鮮さは折り紙付きと言っても過言ではありません。和牛のオリンピックとも言われる全国和牛能力共進会で、日本一にも輝いた上質な鳥取和牛を使用したコンビーフなので、お子様やご年配の方にも食べやすく仕上げています。
オレイン55とは?
隠れた高級ブランドと言われる「鳥取和牛」の特徴としては、脂肪に含まれるオレイン酸が非常に高い事が挙げられます。オレイン酸とはオリーブオイル等にも含まれていて、悪玉コレステロールの数値を下げる効果があるとされています。
鳥取県では、鳥取和牛の中でも、オレイン酸が55%以上含まれており、さらに気高号の血統を継ぐ牛を「鳥取和牛オレイン55」と認定する事を決定しました。その肉質の特徴は、口に入れた瞬間の風味と口溶けの良さで、まさに世界最高の品質と言えます。
「鳥取和牛オレイン55」の特徴
鳥取和牛オレイン55は、一頭一頭、食肉脂質測定装置を使用し測定します。測定部位は日本食肉格付協会の牛枝肉取引規格に定める枝肉の6〜7肋骨間の断面の筋間脂肪です。
牛肉の脂肪中のオレイン酸含有量は、同じ牛であっても部位によって異なることが知られています。鳥取和牛オレイン55といっても、全ての部位にオレイン酸55%以上の含有量を保証するわけではありません。
●鳥取和牛オレイン55の認定基準
品質 | 鳥取県で飼育された期間が最も長い黒毛和牛 |
格付 | 4等級以上 |
その他の基準 | オレイン酸の含有量が55%以上である気高号との血統である食肉脂質測定装置を使用して測定している枝肉状態で特定部分を測定しているその他基準と合わせて認定である |
オレインとは?
植物油や動物性脂肪などに多く含まれている脂肪酸の事を言います。
オレイン酸はオリーブオイルに多く含まれており、コレステロールを低下させる効果があります。ただ欠点として過酸化脂質になりやすい点が挙げられます。
オレイン酸は過酸化脂質を作りにくい性質を持っており、血中コレステロールを低下させます。そのため、オリーブオイルは習慣病予防に適した食品と言われています。また、オリーブの原産地の住人は心筋梗塞になる確率が低いという研究結果も出されました。これにより、オリーブの含有物質のオレイン酸が注目されました。
オリーブオイルにはベータカロテンやビタミンE、スクアレンやポリフェノールなども含まれており、酸化しにくいという点から良く調理に使用されます。ただ、身体に良いとはいえ脂肪なので過剰摂取は避け、炒め物やドレッシングなどに利用するのをおすすめします。
おすすめの食べ方
鳥取和牛コンビーフを、さらに美味しく食べる方法をいくつかご紹介したいと思います。
やはり、出来立てのご飯の上に乗せて食べるのが一番おいしく食べる方法です。ほんの少量、コンビーフを乗せてるだけで、コンビーフのうま味と香りが口の中いっぱいに広がります。どこか懐かしく、やわらかな味わいを感じることができますよ。また、その上に卵黄を落としオリーブオイルを少量入れると、さらにコクが深まり、濃厚な味わいに生まれ変わるのでおすすめです。
サラダに乗せても美味しく食べることが出来ます。サラダに乗せると、野菜の味を引き立ててくれ、わずかなコンビーフでもその味で野菜をたくさん食べることができます。野菜が苦手な方やお子様にはうってつけの食べ方です。
お酒好きな方におすすめなのが、コンビーフにクリームチーズをよく混ぜて作るディップタイプのおつまみです。そのまま食べても美味しいですし、サラダスティックやクラッカーに乗せて食べても美味しいですよ。
さらにあのギャル曽根さんがおすすめしているのが、ご飯の上にコンビーフを乗せて、わさびと醤油をかけて一緒に食べるといった食べ方です。食通で知られるギャル曽根さんがおすすめの食べ方なだけに、間違いなく美味しいでしょうね。
このように多くのアレンジができるコンビーフなので、自分好みのオリジナル料理を見つけていくのも楽しいですよ。
一般のコンビーフとの違い
一般に販売されてるコンビーフは、馬肉や海外の牛肉で作られるものがほとんどで、缶詰にされている印象がありますよね。しかし鳥取和牛コンビーフは、ガラス容器にコンビーフがぎっしりと詰められたおしゃれな作りになっており、国産黒毛和牛100%の珍しいコンビーフです。
また、一般のコンビーフは、独特なハーブを使って作るために、好きな人は多いけど、逆にその香りやイメージが嫌いな人もいるため好き嫌いが分かれる食べ物です。しかし鳥取和牛コンビーフを食べると「コンビーフってこんなに美味しかったの」と一瞬で分かるでしょう。
オレイン55という希少価値の高い和牛を使っているため、脂がさらっとしていて軽く、すっと消えていき、赤身の美味しさは余韻として残ります。皆さんが持っているコンビーフの概念を変えてしまうのがこの鳥取和牛コンビーフです。
鳥取和牛コンビーフの購入方法
それでは鳥取和牛コンビーフの購入方法を見てみましょう。現在、鳥取和牛コンビーフを購入できるのは「あかまる牛肉店」のみです。通販サイトやあかまる牛肉店オンラインショップで購入できますが、現在商品の到着まで1ヵ月半ほどの待ちが出ているようです。
今後さらに人気が出ることが予想されるので、1ヵ月半待ちは短いかもしれませんね。興味がある方はぜひお取り寄せしてみてはいかがでしょうか。
鳥取和牛コンビーフを販売する「あかまる牛肉店」とは?
あかまる牛肉店は、精肉販売店として2014年にオープンした、まだ創業8年ほどの鳥取和牛専門店です。地元のお客様や、近隣の飲食店にお肉の提供をし、創業から2年後の2016年には、ハワイ店をオープンさせました。
店頭販売と店内で食事が楽しめる店として、現在は2店舗で運営しています。取り扱っているお肉は、鳥飼畜産がつくる鳥取和牛をはじめ、鳥取県産の上質なものばかりです。最近は、上質なお肉を取り扱っているとの評判が広まり、東京や大阪など首都圏の高級レストランや飲食店へもお肉を卸しています。
繁殖から肥育まですべて行う一貫生産体制を行っており、脂質のよい血統を選び、また肥育牛に与えるえさも、脂の質を高める配合にしています。牛にかかるストレスが最小限で、柔らかく風味の良い脂質に仕上がる最大の理由は、この飼育環境にあります。
今回ご紹介した「鳥取和牛コンビーフ」の他にも、ココナッツのような甘い香りを持つ脂と霜降りがきれいに入ったバラ肉を使用し、さくらチップでじっくり炊き上げた「霜降り入り和牛のベーコン」や、とろけだす味わいとハムのような食感が特徴で、鳥取和牛のA5ランクの肉で作った「柔らかジャーキー」など、多くの人気商品を販売しています。
こちらも通販サイトやあかまる牛肉店オンラインショップで購入可能ですので、一度ご覧ください。
メディアで紹介され人気となった鳥取和牛コンビーフ
実は鳥取和牛コンビーフは、2018年から発売しており、2018年に鳥取県で行われた「食のみやこ鳥取県」では、特産品コンクールで優秀賞を受賞しています。しかし、ここまで注目される商品になるまでに3年以上の月日を要しました。もちろん、当時より人気があった商品ではありましたが、ここまで爆発的な人気を誇るに至ったのは、メディアの影響です。
鳥取和牛の品質はすでに言うまでもありせんが、正直に言えば、全国的にメジャーとは言えません。しかし品評会などでグランプリを受賞するなど、ブランド牛としての認知度が上がるにつれて、鳥取牛への関心も高まっていきます。
食肉としての関心もさることながら、鳥取和牛やオレイン55を使用した加工食品にも関心が寄せられました。2018年に発売された、あかまる牛肉店の鳥取和牛コンビーフは、まさにそのタイミングにピッタリとマッチしたと言ってもいいでしょう。その美味しさが口コミで徐々に広がり、鳥取県内から県外、そして全国へと広がっていきます。食通の間では、「コンビーフの概念を覆すコンビーフ」と言われ、全国のメディアでも取り上げられるようになりました。
全国放送の「ラヴィット!」での紹介をはじめ、全国の地方局でも鳥取和牛コンビーフを扱ったニュースが取り上げられ、全国的な認知度を得ることになり大人気商品となったのです。
まとめ
鳥取和牛100%のコンビーフ、鳥取和牛コンビーフの特徴や購入方法などについてご紹介していきました。一般のコンビーフの概念を打ち破る、特別なコンビーフだということが分かりました。
いろいろなアレンジメニューもあり、お子様からお年寄りまで美味しく食べれるコンビーフです。特徴を聞くだけでも、一度は食べてみたくなるコンビーフだったのではないでしょうか。
多くのメディアで取り上げられ、今大注目の商品「鳥取和牛コンビーフ」。一度食べたらやめられなくなる美味しさと言われる絶品コンビーフは、一度購入してみる価値大ありの商品ですよ。