世界が認める神戸牛。日本最高品質と言われるその肉質を作り上げるためには、生産者の弛まぬ努力とこだわりがあることを忘れてはなりません。そして日本のブランド牛のルーツとされる但馬牛。神戸牛と変わらない肉質で、人気のブランド牛です。
また最近兵庫で誕生したのが新ブランド牛「神戸ワインビーフ」です。ワインのブドウかすを使用した安心安全なブランド牛として、今注目を浴びています。
さらに兵庫県の北西部に位置する美方郡の田村畜産では、神戸牛にも負けない品質と言われている独自のブランド牛「田村牛」が生産されています。
この記事では、そんな神戸牛や神戸ワインビーフ・田村牛の生産者にフォーカスし、そのこだわりや基本情報などをご紹介していきます。
神戸牛と但馬牛の違いとは??
神戸牛は日本三大和牛の一つです。神戸牛のブランドを名乗ることができるのは、兵庫県産但馬牛のA4ランク以上の厳選されたお肉のみと決められています。他にも神戸肉流通推進協議会が定める7つの厳しい基準をクリアしたお肉にしか神戸牛を名乗ることはできません。
そもそも神戸牛という牛はおらず、そのルーツは但馬牛です。そのため食肉の状態になり、品質審査をしてみなければわかりません。枝肉の品質によってそれが但馬牛なのか神戸牛なのか判断されるわけです。
世界一厳しい審査基準を設けられていると言われる神戸牛は、日本のみならず世界でも認められる最高品質のブランド牛です。
神戸牛の肉質
細く柔らかく、肥育すると脂肪が筋肉に細かく入り込み筋肉の鮮紅色と脂肪の白色が鮮やかに交雑する最高級の「霜降り肉」となります。 「霜降り肉」いわゆる「サシ」が入ったお肉、は熱が加えられると溶け、その周りの筋肉をときほぐして、実にやわらかい舌触りとなります。
神戸牛の味
神戸牛の美味しさは何と言っても肉の「甘み」と「香り」です。 兵庫県産の純血但馬牛の血統に支えられたきめ細かな口どけの良い味わいは、いつまでも舌の上にその甘さと存在感が尾を引く余韻の長さが特徴です。赤身の持つおいしさと脂肪の香りが絶妙に溶けあう味が神戸ビーフの持つおいしさの秘密です。またオレイン酸などのモノ不飽和脂肪酸が多く含んでいるので口に入れた瞬間の風味は格別です。
神戸ワインビーフとは?
神戸の名産である「神戸ワイン」と、但馬牛のコラボレーションで生まれたのが神戸ワインビーフです。
神戸ワインの製造時に出る、ぶどうの搾りかすを食べ育った牛で、兵庫県内の食肉関連企業が、ワイン製造の際に大量に廃棄される大量の搾りかすを活用できないかと考え実現した、安全安心の新ブランド牛です。
神戸ワインビーフの肉質
綺麗な霜降りと、柔らかい肉質が特徴で、ワインビールである為、健康や美容に効果があるとも言われています。ポリフェノールの影響か他の牛に比べて赤身が濃く、バランスよく入った霜降りも見事なクリーム色をしており素晴らしい光沢を醸し出しています。
神戸ワインビーフの味
口に入れた瞬間に脂の甘みと芳醇な香りを楽しむことができます。また赤身自体がしっかりした味をしており、噛めば噛むほど他では感じることができない甘みを感じることができます。
田村牛とは
聞きなれない方もいるかと思いますが、田村牛とは兵庫県美方郡にある田村畜産が生産している肉牛で、昭和62年にブランド認定されている黒毛和牛を言います。
純但馬牛や但馬系統牛の処女雌のみを理想肥育した、最高品質の和牛で年間1,000頭もの数を出荷しています。
肉質はもちろん、脂肪の質と香りの良さにあり、但馬系統牛の持つ不飽和脂肪酸、なかでもオレイン酸は牛肉の旨みと香りを引き出す最大の素因となっています。その遺伝子を最大限に高めるため、独自の配合飼料を給与し、丹精込めて創り上げています。
田村牛の肉質
未経産のメス牛のみを扱っているため、柔らかい肉質と、脂肪に含まれる不飽和脂肪酸が多いことが特徴です。そのため、脂の融点が低く、とろけるような口溶けです。脂肪に含まれる不飽和脂肪酸の中でも、旨みと香りを引き出す最大の要因であるオレイン酸を、最大限に高めているため、最高の肉質と、脂肪の質と香りの良さが生まれています。
田村牛の味
不飽和脂肪酸、なかでもオレイン酸を多く含んでいるため、口に入れた瞬間に芳醇な香りが口の中に広がり、肉自体のうまみを感じることができます。また融点の低い霜降りが、あっという間に溶けだし、赤身と相まって感じたことのない美味しさを楽しむことができます。
神戸牛・但馬牛の生産者をご紹介
ここからは、神戸牛や但馬牛の生産に尽力する方々をご紹介します。数々の賞を獲得させた生産方法にはどんなこだわりがあるのでしょうか?
神戸ファーム
神戸市西区櫨谷にある農家6軒が共同出資し、1968年に誕生した「神戸ファーム」。約11ヘクタールの広大な敷地内で神戸牛の生産を行っています。創業当時はまだ肉食牛の生産が盛んでなかった時期であったため、神戸ファームはその先駆けとも言われています。これまで生産した神戸牛は数々の賞を獲得しており、優秀な和牛を肥育していると評判です。
環境
肉の味は牛のストレスで変化すると言われています。そのため神戸ファームでは、牛にストレスをかけないよう、出来るだけ静かなきれいな部屋で、常に牛のおなかが満腹状態で、ゆっくりと眠れる環境をつくり、それを維持しています。まわりで大声を出したり、急に牛のそばで動いたり、怖がらせることは絶対にせず、病気になることがないよう、職員が1頭1頭をしっかり見守り、小さな声で話しかけるようにしています。
飼料
数種類の牧草とトウモロコシや大麦などの穀類、そして豆乳の粕や大豆の粕などを、独自に配合したものを、牛の成長に合わせて食べさせていきます。市販の飼料には頼らず」長年の研究に基づいた餌を与えることで、高品質な肉が作り上げられます。また、いつも十分にエサを食べられるように気を配ることも大事です。多くの牛がいる中で、力の弱い牛が餌を食べ損ねる場合もあるので、1頭1頭しっかり確認していきます。
また飲み水も、地下から汲み上げる六甲山の美味しい水を、毎日たっぷり飲んでいます。
基本情報
生産牧場名 | 神戸牛牧場 |
住所 | 〒651-2231 兵庫県神戸市西区櫨谷町寺谷1242-60 |
電話番号 | 078-991-0171 |
マルセ畜産勢戸牧場
牛を育てる最高の環境の中、多くの優秀な和牛を育ててきた「マルセ畜産勢戸牧場」。総勢50名のスタッフが一頭一頭愛情をこめて牛を育てています。高品質の肉質を作り上げるため、どこにも負けないこだわりを持っています。
環境
牧場のある三田市は、一日の寒暖の差が激しく自然豊かなことから、牛を育てるには最適な環境が整っています。寒暖の差が激しいことで、牛の体を引き締め、肉質をより高めると言われています。
またミネラル分を多く含んでいる武庫川水系の伏流水を飲み水に使用。地下水で汲み上げた井戸水を牛に与え、常に新鮮できれいな水が飲めるような環境づくりをしています。さらに牛舎は常に扇風機を回し、空気の入れ替えを行っています。
飼料
勢戸牧場では朝の6時と夕方の15時の2回、独自に調合した飼料を与えています。地元農家から提供された稲わらに、トウモロコシや大豆、こちらも地元産の小米などをバランス良く調合したこだわりのオリジナル飼料です。
基本情報
企業・牧場名 | 株式会社 勢戸 |
代表者名 | 勢戸 章示 |
住所 | 〒669-1345 兵庫県三田市下相野306-3 |
電話番号 | 079-568-0298 |
取り扱い品種 | 神戸牛 |
総肥育頭数 | 700頭 |
肥育形態 | 不明 |
年間出荷数 | 300頭 |
受賞歴 | 不明 |
直営店 | 三田マルセ本店 |
公式ホームページURL | https://www.maruse.biz/ranch/ |
公式Instagram URL | https://www.instagram.com/ushi079/ |
公式Twitter URL | なし |
中西牧場
神戸牛のチャンピオン牛を数多く輩出し、神戸牛飼育のカリスマと言われているのがこの「中西牧場」です。神戸牛生産者の中でも屈指と言われており、中西基準というものが存在するほど厳格な生産法を実践し、格付け基準よりも厳しいと言われるくらいです。多くのメディアでも取り上げられる但馬和牛や神戸牛生産の名門です。
環境
環境づくりにおいての一番のこだわりは、出荷が近い成牛の一頭飼いです。本来であれば、複数頭で牛舎に入り、飼料を共に食べたり時間を共に過ごしたりしますが、余計なストレスを与えずに、一頭一頭の体調をしっかり見てあげれるという事で出荷前の数週間は一頭でのんびりと過ごさせ、余計なストレスをかけないようにします。それがく品質の肉質につながるのです。
飼料
厳選した飼料を使用し、幼牛と成牛によって与える餌を変えています。また使用する飼料は低農薬のもののみ。万が一、農薬の懸念がある飼料は使用禁止にしている徹底ぶりです。また与える資料にビタミンが足りないと感じたら、日干しをしてから与えるなどこだわりがふんだんに詰まっています。
また飲み水には、六甲山系地下で汲み上げられた栄養豊かな名水を使用しています。
基本情報
企業・牧場名 | 中西牧場 |
代表者名 | 中西 義徳 |
住所 | 兵庫県神戸市西区押部谷町高和北山1440-2 |
電話番号 | 078-994-0502 |
取り扱い品種 | 神戸牛 |
総肥育頭数 | 160頭 |
肥育形態 | 不明 |
年間出荷数 | 不明 |
受賞歴 | ・平成23年04月11日 第224回 第224回神戸ビーフ牛枝肉共励会 最優秀賞牛・平成23年01月17日 第221回 神戸ビーフ品評会 優良賞牛・平成22年12月02日 第79回つがまつ会神戸ビーフ枝肉共励会 最優秀賞牛・平成22年10月25日 淡路産研究会 受賞牛・平成22年10月12日 神戸ビーフ品評会 第219回神戸ビーフ枝肉品評会 優良賞牛・平成22年09月27日 神戸ビーフ品評会 第159回神戸肉枝肉共励会 最優秀賞牛 |
直営店 | 不明 |
公式ホームページURL | なし |
公式Instagram URL | なし |
公式Twitter URL | なし |
川岸牧場
神戸ビーフのふるさとと言われる神戸みのりエリアにあるのが、神戸牛の生産の名門と言われる「川岸牧場」です。多くの名牛を輩出しており、一流レストランでも川岸牧場生産の和牛が使用されています。
環境
清らかな水と山あいの澄んだ空気に包まれる牛舎には、天井から吊るした扇風機が24時間作動し、常に同じ気温に保たれています。また牛が寝転がる土も、糞尿で汚れることのないよう常に清潔にし、ストレスをかけない環境づくりが行われています。
飼料
従来の飼料に酒米のかすを混ぜるのが川岸牧場の特徴です。お酒を作るときに使用する兵庫産の山田錦の米かすを入れることで、美味しさがグンと増すそうです。
基本情報
企業・牧場名 | 川岸牧場 |
代表者名 | 川岸 裕人 |
住所 | 〒677-0016兵庫県西脇市高田井町342-1 |
電話番号 | 0795-24-1229 |
取り扱い品種 | 但馬牛 |
総肥育頭数 | 300頭 |
肥育形態 | 24ヶ月間 |
年間出荷数 | 不明 |
受賞歴 | ・庫県畜産共進会による名誉賞3回最優秀賞6回受賞 |
直営店 | 精肉本店 肉処 樹 |
公式ホームページURL | |
公式Instagram URL | なし |
公式Twitter URL | なし |
井寄牧場
日本最大の共励会でもチャンピオン牛をはじめ、数々の獲得する神戸牛を輩出してきました。現在では更に事業拡大を進めており、より多くの健康的で優秀な和牛を輩出するための努力を怠りません。
環境
井寄牧場がある丹波地方は、山々が重なり、深い緑と土の香りに包まれています。約75%を山林面積が占め、澄んだ空気と豊かな自然に恵まれた、美しい昔ながらの田園風景が広がります。この地域の自然の豊かな環境は、最高品質の肉用牛を生産するにはうってつけの地と言えます。
また牧場主の息子さんは獣医師の資格を持っており、飼育している牛の健康を常に観察できる環境も他の牧場とは異なります。
飼料
食品残渣であるウィスキーの粕やビールの粕などを利用し、独自に設計された新鮮な餌を毎日食べさせています。水分をしっかり含ませて、しっとりした餌に仕上げているので牛の飲み込みも非常に良いです。
基本情報
企業・牧場名 | 有限会社 井寄牧場 |
代表者名 | 井寄 孝良 |
住所 | 〒669-3307 兵庫県丹波市柏原町石戸14番地 |
電話番号 | 0795-70-5401 |
取り扱い品種 | ・神戸牛・黒毛和種 |
総肥育頭数 | 1,250頭 |
肥育形態 | 28か月 |
年間出荷数 | ・国内 約500頭・海外 約200頭 |
受賞歴 | 不明 |
直営店 | 不明 |
公式ホームページURL | https://iyori-bokujo.com/ |
公式Instagram URL | なし |
公式Twitter URL | なし |
宮田畜産
但馬牛の一貫経営で、若きホープと言われる牧場主が経営するのが兵庫県の朝来地区にある「宮田畜産」です。現在は最大規模と言われる100頭以上の牛を所有し、2018年の共励会では名誉賞を獲得するなど、将来を期待される和牛の生産牧場です。
環境
大自然の中でのんびりとストレスなく育つ環境を整えています。早産や育児放棄のあった仔牛はスタッフが昼夜問わず面倒を見ることで、一流の肉牛へ育てていきます。2018年のグランプリ牛は、そんな仔牛が成牛になったものでした。
飼料
様々な飼料を組み合わせたどり着いたオリジナル飼料を与えています。また新鮮な水を与えることで、肉質により良い効果を効果を与えています。
基本情報
企業・牧場名 | 宮田畜産 |
代表者名 | 宮田 靖仁 |
住所 | 兵庫県朝来市和田山町中258-1 |
電話番号 | 不明 |
取り扱い品種 | 神戸牛 |
総肥育頭数 | ・繁殖育成90頭・肥育100頭・子牛含め230頭 |
肥育形態 | 不明 |
年間出荷数 | 不明 |
受賞歴 | 不明 |
直営店 | 不明 |
公式ホームページURL | なし |
公式Instagram URL | https://www.instagram.com/thetajimagyu/?hl=ja |
公式Twitter URL | なし |
太田畜産
環境
大自然と小高い山に囲まれた環境と、スタッフの細かな気配りでストレスをためることなく穏やかに育ちます。また、牛舎は常に清潔に保たれており、これも良い牛を造りあげるための絶対条件です。牛舎の天井にたくさんの大型扇風機を設置し、常に寝床の草を乾燥させ清潔に保っています。
飼料
太田畜産では「太田ブレンド」と言われるオリジナル飼料を使用しています。長年培われた経験によって、様々な飼料を配合したものになります。
基本情報
企業・牧場名 | 株式会社 太田畜産 |
代表者名 | 太田 克典 |
住所 | 〒667-0304 兵庫県養父市大屋町中 |
電話番号 | 078-521-2929 |
取り扱い品種 | ・但馬牛・黒毛和種 |
総肥育頭数 | 2000頭 |
肥育形態 | 不明 |
年間出荷数 | 800頭 |
受賞歴 | ・第103回兵庫県畜産共進会・第341回神戸ビーフ共励会 |
直営店 | 太田家 |
公式ホームページURL | https://www.ohta-ya.com/ |
公式Instagram URL | https://www.instagram.com/2956ohta/?hl=ja |
公式Twitter URL | なし |
山之口牧場
中西牧場といとこ同士にあたる山之口牧場。約15年前に故郷宮崎より移住し、淡路の地で但馬牛の生産に尽力しています。2014年と2016年にはグランプリ牛も輩出している名門と言われるこうべぎゅうの生産牧場です。
環境
淡路の温暖な気候で、24時間体制で牛の成長を見守ります。牛舎は風通しを良くし、牛舎内は清潔に保つことで、ストレスをかけずに育てていく環境づくりに励んでいます。
飼料
中西牧場の餌のノウハウをそのまま受け継ぎ、アメリカからの輸入物の飼料を与えています。餌の状況をしっかり見極め、ビタミンをはじめとし栄養素を十分に含んだ状態で食べさせています。
飲み水も淡路の良質な水を与えています。
基本情報
企業・牧場名 | 山之口牧場 |
代表者名 | 山之口 直樹 |
住所 | 兵庫県南あわじ市神道 |
電話番号 | 不明 |
取り扱い品種 | 神戸牛 |
総肥育頭数 | 120頭 |
肥育形態 | 不明 |
年間出荷数 | 5頭 |
受賞歴 | 不明 |
直営店 | 不明 |
公式ホームページURL | なし |
公式Instagram URL | なし |
公式Twitter URL | なし |
川西牧場
同じ地区にある中西牧場とは盟友と言われている川西牧場。毎年開催される神戸牛の共励会では、どちらが良い牛を作れるかいつも勝負されているということです。これまでに最優秀賞の神戸牛を何度も輩出している、こちらも名門と言われる生産牧場です。
環境
丘陵地の大自然の中にある牧場で、近くにはブドウ畑も広がり、騒音や牛にストレスがかかるものが一切ない中でスクスクと育てられています。
飼料
牧草は全て低農薬のもので、様々な牧草の中から、アメリカから取り寄せたものを使用しています。また飲み水は、新鮮でミネラル豊富な六甲山系の地下水をくみ上げ、毎日の飲み水にしているので、肉質も良質なものが作られていきます。
基本情報
企業・牧場名 | 株式会社川西牧場 |
代表者名 | 川西 巌 |
住所 | 兵庫県神戸市西区押部谷町西盛672番地 |
電話番号 | なし |
取り扱い品種 | 神戸牛 |
総肥育頭数 | ・肉用牛(肥育)300頭・繁殖育成50頭 |
肥育形態 | 不明 |
年間出荷数 | 不明 |
受賞歴 | ・神戸肉之証・兵庫県畜産共進会「名誉賞」 |
直営店 | 不明 |
公式ホームページURL | なし |
公式Instagram URL | なし |
公式Twitter URL | なし |
内田牧場
神戸の地で長きに渡り但馬牛の生産を行ってきた「内田牧場」。多くの良質な但馬牛を育てており、地元のみならず、近隣の府県の飲食店でも内田牧場の和牛が使用されています。
環境
多くのスタッフが交代制で牛の体調を監視しています。体調の変化をいち早く感じ取り、その状態に合わせた飼育方法により、品質の良い和牛を作り上げる環境を整えています。
飼料
生後一か月までは親のミルクを手動で与え、それ以降は、独自に開発した飼料を与えています。長年培われた知識を生かしたオリジナルブレンドの飼料です。
基本情報
企業・牧場名 | 株式会社内田牧場 |
代表者名 | 内田 正美 |
住所 | 〒675-1212 兵庫県加古川市上荘町 井ノ口101−2 |
電話番号 | 079-428-1658 |
取り扱い品種 | 神戸牛、但馬牛 |
総肥育頭数 | 不明 |
肥育形態 | 33ヶ月 |
年間出荷数 | 不明 |
受賞歴 | 神戸肉之証 |
直営店 | 不明 |
公式ホームページURL | なし |
公式Instagram URL | なし |
公式Twitter URL | なし |
山垣畜産
多くの優秀な神戸牛を輩出し、「ヤマガキブランド」の直営店も大評判の「山垣畜産」です。長年培われた生産方法を実践し、近畿地方を中心に多くの飲食店からも、その肉質の良さが語られ、メディアでも紹介されるほどの和牛生産の名門です。
環境
多くの緑に囲まれている山垣畜産は、騒音がなく鳥のさえずりが聞こえる落ち着いた環境の中で牛を育てています。牛とのスキンシップを図るため、定期的に角や爪を切ったり、ブラッシングをすることでストレスを軽減させ、健康状態が不安な牛は、熱を測って確認したり、獣医さんに診察してもらったりビタミンを与えるなどして丁寧に育てます。牛舎の掃除はもちろん、定期的に堆肥を出し、牛の寝床をきれいにします。
飼料
独自に配合した飼料を毎日与え、健康状態に合わせた分量を与えるようにしています。また飲み水は六甲山からくみ上げた井戸水を使用し、新鮮な状態で上げることを心がけています。
基本情報
生産牧場名 | 山垣畜産 |
住所 | 〒651-1353 兵庫県神戸市北区八多町819 |
電話番号 | 078-952-0929 |
山崎牧場
和牛の生産牧場では珍しい女性の牧場主が運営している「山崎牧場」です。一頭一頭に情熱をささげる生産方法で、共励会でもチャンピオン牛を輩出しています。
環境
雄大な自然のなか、自由に育てることでストレスを軽減させ肉質の良さを実現しています。牛舎を清潔に保ち、一頭一頭をしっかり見てあげることで、全ての牛が立派に育つ環境を整えています。
飼料
企業秘密の独自に開発した飼料を一日に二度与え、常におなかが満たされている状態を作っています。また飲み水は井戸からくみ上げたものを使用し、新鮮な飲み水を常に飲めるように工夫されています。
基本情報
企業・牧場名 | 山崎牧場 |
代表者名 | 山崎純子 |
住所 | 〒679-0303 兵庫県西脇市黒田庄町前坂 |
電話番号 | 不明 |
取り扱い品種 | 神戸牛 |
総肥育頭数 | 300頭 |
肥育形態 | 不明 |
年間出荷数 | 不明 |
受賞歴 | ・神戸肉共励会 最優秀賞・農林水産省生産局長賞 |
直営店 | 不明 |
公式ホームページURL | なし |
公式Instagram URL | なし |
公式Twitter URL | なし |
西牧場
但馬牛の雌牛に限定した飼育を神戸市内で唯一行っており、良質で美味しい神戸牛の生産に取り組んでいます。その飼育管理や生産技術は高い評価を得ており、但馬牛生産農家のリーダーとして、品質向上や神戸牛のブランド力強化につなげたことで、非常に有名な牧場です。
環境
全ての牛に目が届くように、多くの時間を割いて一頭一頭体調を見て回ります。牛舎も換気性を良くすることで、いつも新鮮な空気で牛舎を覆っています。自然に囲まれ、牛の生産委はうってつけの環境と言われています。
飼料
ビタミン豊富な稲わらを与えることで、牛は十分な栄養を蓄えることができます。
基本情報
企業・牧場名 | 有限会社西牧場 |
代表者名 | 不明 |
住所 | 〒651-1311 兵庫県神戸市北区有野町二郎1003番地 |
電話番号 | 不明 |
取り扱い品種 | 神戸牛 |
総肥育頭数 | 不明 |
肥育形態 | 不明 |
年間出荷数 | 不明 |
受賞歴 | 不明 |
直営店 | 不明 |
公式ホームページURL | なし |
公式Instagram URL | なし |
公式Twitter URL | なし |
田中畜産
種付けから出荷まで一貫生産体制を行っている「田中畜産」は、今まで多くの優秀な神戸牛を育て上げ、品評会でもグランプリを獲得するなど大変有名な牧場です。直営店も大好評で、上質な神戸牛が食べれると評判です。
環境
豊かな大地に恵まれた丹波の大自然の中で、気候にも恵まれた牛の生産にはうってつけの環境です。牛舎な木造で、木の香りが漂い、牛のストレスを軽減する効果もあります。
飼料
初めの1ヵ月は親の乳で育て、それ以降は、麦やとうもろこし、ふすまや大豆などを配合した独自の飼料を与え育てていきます。また飲み水は丹波の滑らかでミネラル豊富な地下水を与え、十分な栄養も飲み水からも与えています。
基本情報
企業・牧場名 | 田中畜産 |
代表者名 | 田中 一馬 |
住所 | 兵庫県美方郡 |
電話番号 | 不明 |
取り扱い品種 | 但馬牛 |
総肥育頭数 | 不明 |
肥育形態 | 放牧敬産牛 |
年間出荷数 | 1頭 |
受賞歴 | 不明 |
直営店 | なし |
公式ホームページURL | https://tanatiku.com/ |
公式Instagram URL | https://www.instagram.com/tanatiku/ |
公式Twitter URL | https://twitter.com/tanakakazuma?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor |
盛本牧場
神戸牛の品評会でも3年連続優秀賞、2020年には1位から3位を独占するなど、神戸牛生産者を代表する「盛本牧場」。生産者では珍しい一貫生産を行っており、高品質の神戸牛を育てると評判の生産者です。
環境
明るく清潔に保たれた、新築された自慢の牛舎で、ストレスなく牛を育てることを心がけています。また朝の8時から夜の20時までの12時間、牛の面倒を見ることで、細かな健康のチェックも怠りません。
飼料
栄養をたっぷりと蓄えた牧草を与えています。牛舎に2頭づつ牛を入れることで、食べ損なってしまう牛がいないようにすることも重要です。飲み水は常に新鮮な水を飲めるように、井戸水を使用しています。
基本情報
企業・牧場名 | 盛本牧場 |
代表者名 | 盛本和喜 |
住所 | 〒679-5301 兵庫県佐用郡佐用町佐用 |
電話番号 | 0254-64-0080 |
取り扱い品種 | 神戸牛、但馬牛 |
総肥育頭数 | 不明 |
肥育形態 | 不明 |
年間出荷数 | 不明 |
受賞歴 | 不明 |
直営店 | 盛本精肉店 |
公式ホームページURL | なし |
公式Instagram URL | なし |
公式Twitter URL | なし |
神戸うすなが牧場
直営店でも神戸牛を販売し、飲食店でも多く取り扱われている「うすなが牧場」。但馬牛の一貫飼育を行っており、多くの優秀な但馬牛を生産しています。若き牧場主のもと、今後が期待される神戸牛生産牧場です。
環境
神戸市の自然豊かな山の中の広大な敷地内で、牛舎に閉じ込めることなく、外に出し太陽光を浴びることで、ストレスの軽減に努めます。また抗生物質やホルモン剤などを使用せず、自然な状態で育てることで、肉質が良くなり、健康で高品質の但馬牛を育てています。
飼料
一般に販売されている飼料などは一切使用せず、自家栽培した稲わらや牧草を使用し、そこに酒粕や穀類などを混ぜた独自の飼料を開発。それにより肉質と脂肪のバランスが絶妙な但馬牛が生産されます。
基本情報
企業・牧場名 | 有限会社神戸うすながビーフ |
代表者名 | 碓永 陽介 |
住所 | 〒651-2404 兵庫県神戸市西区岩岡町古郷2437-2 |
電話番号 | 078-969-1129 |
取り扱い品種 | 神戸牛、但馬牛 |
総肥育頭数 | 不明 |
肥育形態 | 不明 |
年間出荷数 | 不明 |
受賞歴 | 不明 |
直営店 | 神戸うすなが牧場 岩岡店 |
公式ホームページURL | https://kobeoniku.com/ |
公式Instagram URL | https://www.instagram.com/kobebeef_usunaga/?igshid=2w42g0ml7p0 |
公式Twitter URL | なし |
小谷牧場
高品質な但馬牛を生産することで評判なのが、加西市にある「小谷牧場」です。この牧場で生産された神戸牛は、高級レストランでも使用される機会が多く、霜降りの入り方が絶妙と言われています。
環境
自然に包まれた環境で、ストレスなく育っています。また牛舎には数台の扇風機を設置し、空気の循環を良くすることで、過ごしやすい空間を提供しています。
飼料
麦わらをベースに、トウモロコシなどの穀物を混ぜた独自に配合した飼料を与えています。また飲み水も新鮮な井戸水を使用し、飲み水からも十分なミネラルなどの栄養分を接種させています。
基本情報
企業・牧場名 | 有限会社小谷牧場 |
代表者名 | 小谷 和弘 |
住所 | 〒652-0045 兵庫県神戸市兵庫区松本通2丁目1番16号 |
電話番号 | 不明 |
取り扱い品種 | 神戸牛 |
総肥育頭数 | 不明 |
肥育形態 | 不明 |
年間出荷数 | 不明 |
受賞歴 | 不明 |
直営店 | 不明 |
公式ホームページURL | なし |
公式Instagram URL | なし |
公式Twitter URL | なし |
上太田牧場
兵庫県で一番と言われる繁殖牧場で、生産から飼育まで全てを行う神戸牛の一貫生産を行っています。およそ300頭の但馬牛を飼育しており、手間暇かけた飼育方法で多くの高品質な神戸牛を輩出しています。
環境
広く仕切った牛舎には、おがくずや穀物のかすなどを敷いた土を使用し、牛が伸び伸びと過ごせるように工夫しています。また牛舎の周りは森で囲まれているため、騒音は一切なく自然な状態で過ごせるため、ストレスがかからず高品質な神戸牛が育ちます。
飼料
麦わらに、米かすや酒かすなどを混ぜたオリジナル飼料を与えています。また飲み水は、山に溢れ出すミネラル豊富な湧水のみを使用する徹底ぶりです。
基本情報
企業・牧場名 | 上太田牧場 |
代表者名 | 不明 |
住所 | 〒671-1573 兵庫県揖保郡太子町上太田86−12 |
電話番号 | 079-276-3877 |
取り扱い品種 | 神戸牛、但馬牛 |
総肥育頭数 | 300頭 |
肥育形態 | 不明 |
年間出荷数 | 不明 |
受賞歴 | 不明 |
直営店 | 牧場直営店 玉家 |
公式ホームページURL | なし |
公式Instagram URL | なし |
公式Twitter URL | なし |
多賀牧場
種付けから出荷までの一貫生産で、これまでも品質の良い神戸牛を生産し、数々の賞を獲得している「多賀牧場」は、神戸市内で牛肉の牧場直営店も運営しています。多賀牧場の神戸牛は、地元をはじめ多くのレストランで使用されており、人気の高い生産者です。
環境
広大な敷地の中でのびのびとストレスなく育てられます。長時間太陽の光を浴びさせることも、良い牛を育てるためには重要なこととして実践しています。牧場のまわりは雄大な山々
が囲んでおり、過ごしやすい温暖な気候で飼育されています。
飼料
生後1年までは稲わらをあげることで胃袋を丈夫にし、その後は独自に配合した飼料で育ちます。また飲み水も、地下水を汲み上たもののみを与えています。
基本情報
企業・牧場名 | 多賀牧場 |
代表者名 | 不明 |
住所 | 〒679-5201 兵庫県佐用郡佐用町多賀263 |
電話番号 | 0790-78-1472 |
取り扱い品種 | 神戸牛、但馬牛 |
総肥育頭数 | 350頭 |
肥育形態 | 不明 |
年間出荷数 | 不明 |
受賞歴 | 不明 |
直営店 | 不明 |
公式ホームページURL | なし |
公式Instagram URL | なし |
公式Twitter URL | なし |
石垣島きたうち牧場
沖縄は石垣島で但馬牛の生産を行っているのが「石垣島きたうち牧場」です。全国的にも珍しい兵庫県外での神戸牛の生産を行い、約200頭の雌牛だけを育てています。また、兵庫県内でNO1の実績を持つ繁殖母牛を所有し、スーパー種雄牛の生産にも取り組んでいます。ホテルやレストランなどの一流シェフにも高い評価を得ている有名生産者です。
環境
石垣島の大自然で育てられ、ストレスをかけずに育てられています。高温な土地柄、牛舎は涼しく保たれており、数か所に設置された扇風機により、室温を一定に保たせ、かつ空気の循環によって新鮮な空気を取り入れています。
飼料
自社で生産した麦わらを使用し、ビタミンたっぷりの大麦を主体とした餌を与えています。
基本情報
企業・牧場名 | 株式会社ケイ・アール・エス |
代表者名 | 北内 毅 |
住所 | 〒577-0012 大阪府東大阪市長田東3-2-24 |
電話番号 | 06-4307-5729 |
取り扱い品種 | ・神戸ビーフ石垣牛、宮崎牛、近江牛、前沢牛、佐賀牛・その他全国の和牛、交雑牛の枝肉、部分肉、国産内臓、一部輸入肉 |
総肥育頭数 | 繁殖200頭、肥育200頭 |
肥育形態 | ・雌牛のみ・36カ月~40ヶ月以上・長期間肥育 |
年間出荷数 | 72頭 |
受賞歴 | 神戸牛取り扱い証明盾 |
直営店 | 大衆肉酒場きたうち 中津店 |
公式ホームページURL | https://krs-beef.jp/ |
公式Instagram URL | https://www.instagram.com/kitauchi_beef/ |
公式Twitter URL | https://twitter.com/kitauchi_beef |
上田畜産
上田畜産では、繁殖から販売までの完全一貫生産を行っており、これまで獲得した賞も多数。神戸牛を生産する第一人者として知られています。また国内で唯一「但馬玄」を育てる牧場としても大変有名です。
但馬玄とは?
月に10頭程度しか出荷されない、特別な餌で育てられ脂の融点が低い但馬牛を「但馬玄」(たじまぐろ)と呼びます。これは、全国の和牛生産牧場の中でも、この上田畜産のみで生産されている、極上の但馬牛で、長年の経験や研究から誕生したブランド牛です。
一般的な黒毛和牛の脂は25度位から溶け出しますが、「但馬玄」は約12度から溶け出します。 低温で溶け出す脂はサラサラで、マグロの脂に近く、口に入れるとフワッと肉の旨味が広がり肉の甘味を感じます。
また、成分分析の結果からも融点の低さや旨味成分のオレイン酸や必須脂肪酸のリノール酸が他より多く含まれている事が証明されているのが「但馬玄」なのです。
環境
大自然に囲まれたのどかな環境で、牛に極力ストレスをかけないようにのびのびと育てています。 一部の牛は、暖かい夏になるとゲレンデを利用して放牧し、母牛の健康を増進させています。 また、牧場内の循環と飼育の環境を良くするため、敷料に戻し堆肥を使用しています。 牛の健康を第一に、環境にも配慮した飼育環境を整えています。
飼料
病気に負けない強い牛をつくるため、丈夫な胃袋を持つ「腹づくり」を重要視し、そばやゴマ、あわ等の天然素材を中心とした独自配合の飼料を全ての牛に与えています。また、丈夫な胃袋づくりに欠かせない牧草は、現地の農場に訪れ、直接目で確かめて安全なものを仕入れています。 安全な牛肉を提供できるという信念に基づき、全飼料に非遺伝子組み換えのトウモロコシを使用しています。
基本情報
企業・牧場名 | 株式会社 上田畜産 |
代表者名 | 上田 伸也 |
住所 | 〒667-1511 兵庫県美方郡香美町小代区神水738 |
電話番号 | 0796-97-2929 |
取り扱い品種 | 神戸牛 |
総肥育頭数 | 繁殖牛350頭肥育牛800頭 |
肥育形態 | 40カ月 |
年間出荷数 | 不明 |
受賞歴 | ・第7/9/10/11回全国和牛能力共進会・第178回神戸肉技肉共励会名誉賞(農林水産省生産局長表彰)・兵庫県畜産共進会過去8回の名誉賞(農林水産大臣表彰)・香美町子牛品評会雌去勢牛3回連続のWチャンピオン |
直営店 | 牛匠 上田 |
公式ホームページURL | https://www.gyusho-ueda.co.jp/02jusho/index.html |
公式Instagram URL | https://www.instagram.com/ueda_512/ |
公式Twitter URL | なし |
垣牧場
播磨灘を望む広大な敷地を持ち、緑豊かな高台に300頭もの和牛を飼育しているのが「垣牧場」です。一頭一頭愛情を注ぎ、良質な神戸牛を育てることで評価が高く、垣牧場の直売店も人気です。これまで多くの賞を獲得し、今後も期待される生産者です。
環境
淡路島は穏やかな気候で、牛の飼育には最適と言われています。また通常は、個別に区切られた牛舎で飼育されますが、垣牧場では運動場を設けて、牛舎と運動場を自由に行き来できるようにしています。自然な暮らしを牛にも体感させることで、ストレスの軽減に努めています。
飼料
淡路は水源が非常に豊富なため、飲み水はミネラルが豊富に含まれている山の谷水を使用しています。また餌は、自家産の稲わらと乾草を混ぜたもので無農薬にこだわり、市販されている飼料は一切使用しません。自家産の稲わらは香りもよく栄養素も多いため、牛の生育には絶対不可欠なものとなっています。
基本情報
企業・牧場名 | 垣牧場 |
代表者名 | 垣 |
住所 | 〒656-0332 兵庫県南あわじ市湊1175 |
電話番号 | 0799-38-0228 |
取り扱い品種 | ・松阪牛・神戸牛、但馬牛・淡路牛 |
総肥育頭数 | 300頭 |
肥育形態 | 不明 |
年間出荷数 | 不明 |
受賞歴 | 不明 |
直営店 | 垣牧場 |
公式ホームページURL | https://awaji-himewagyu.com/ |
公式Instagram URL | なし |
公式Twitter URL | なし |
美方ファーム
もともとはサラリーマンのオーナーが脱サラして引き継ぎ、今ではグランプリ牛を輩出するまでの有名生産牧場となった「美方ファーム」です。高品質の神戸牛を生産するだけでなく、若い生産者の育成にも力を注いでいます。
環境
兵庫県の北部、但馬牛の故郷「村岡」の山あいにあり、寒暖差のある豊かな土壌と、一二峠の厳しい寒さの中で飼育されています。また、牛にできる限りストレスを与えないように人里はなれた小高い山の上に牛舎と牧場があります。
飼料
試行錯誤を重ね、より良い配合の飼料を独自に開発し牛に与えています。また飲み水も、山から溢れる湧水を使用。いつでも新鮮な水が飲めるように心がけています。
基本情報
生産牧場名 | 美方ファーム |
住所 | 〒667-1314 兵庫県美方郡香美町村岡区萩山 |
電話番号 | 0796-98-1522 |
神戸ワインビーフの生産者をご紹介
国内で「神戸ワインビーフ」を唯一生産しているのが「氷上牧場」です。兵庫県の奥丹波にあり、澄んだ空気と清らかな地下水に恵まれ、牛の肥育には 最適な土地で、神戸ワインビーフはこの牧場でのみ育てられています。
神戸畜産氷上牧場
新ブランド牛誕生のため、様々な試行錯誤を繰り返し「神戸ワインビーフを」誕生させました。卓越した肥育技術と愛情をたっぷりと注ぎ込み、現在は唯一の生産牧場として、日々奮闘されています。
環境
豊かな自然に囲まれ、おが屑や戻し堆肥が敷き詰められた牛舎には発酵菌が発生し、害虫が発生しないよう清潔で牛のストレスを軽減する工夫がされています。
また牛舎内は一定の室温に保つために工夫がされており、常に扇風機を回し、空気の循環をするようにしています。
飼料
ぶどうの搾りかすを利用したものに加え、独自の配合飼料を与えています。 肉の風味をよくするサトウキビやビールのかす、納豆菌などをブレンドし、牧草などとともに組み合わせて与えることで、 牛の栄養バランスや味、安全性を向上させています。
また飲み水は、安全なミネラルたっぷりの地下水を与えることで、より素晴らしい肉質を作り上げるための栄養素を飲み水からも与えています。
基本情報
生産牧場名 | 神戸畜産氷上牧場 |
住所 | 〒669-3625 兵庫県丹波市氷上町中268 |
電話番号 | 0795-82-3188 |
田村牛の生産者をご紹介
四代目となる現在の社長 田村正道が、神戸市場・東京市場に販路を拡張し、昭和62年頃、「田村牛」ブランドを立ち上げ、高品質な牛創りを継続しています。
田村牧場
自然豊かな但馬山系に位置しています。ここで育った牛は、高い水質を持った自然の湧き水などの大自然の恵みを充分に受け、ここでしかない最高品質の牛へと成長していきます。また東京市場でも田村牛は認知されており、神戸牛や但馬牛と同等の品質と絶賛されています。
環境
日本の棚田百選に選ばれた「横尾棚田」に囲まれた牧場です。牛にストレスがないように、全牛舎に空調管理システムを備え、24時間環境を整えており、クラシック音楽の効果により、リラックスした環境の中で育っていきます。
また、牛は暑さに弱いので、暑い時期は熱中症対策として寒冷紗というシルバーのシートで熱を遮断しています。
飼料
まず粗飼料を中心に給餌し、胃袋や骨格作りから始めます。その後は独自に開発し飼料を与えていきます。また牧場の中に、高い水質を持った澄んだ湧き水の池を保有し、牛の飲み水としています。
基本情報
生産牧場名 | 田村牧場 |
住所 | 〒669-6831 兵庫県美方郡新温泉町竹田59-3 |
電話番号 | 0857-73-1129 |
まとめ
神戸牛・但馬牛・神戸ワインビーフ・田村牛の生産者についてご紹介してきました。名門と言われる生産者から、新進気鋭な生産者まで、牛に対する情熱は変わりません。
それぞれが牛の生産に対するこだわりを持ち、より良い和牛を育てるために良き仲間、良きライバルとして競い合っているからこそ、世界最高峰と言われるブランド牛が作り上げられるのです。
昨今では後継者問題も取り上げられますが、時代を継ぐ若き生産者も現れています。今後はその生産者に時代は受け継がれていきます。今後もこれらのブランドは途絶えることはありません。